高橋は現在、筑波大学芸術専攻の博士前期課程に在籍しながら、
蛍光灯や鏡といった都市空間においてよく用いられる工業製品をモチーフに作品を制作しています。
ミニマリズムを踏襲するアプローチでありながらも、
人為的な空間に向けられる「愛憎」という複雑な感情を出発点とする彼の特徴は、
彼と同じ時代を生きる私たちには戸惑いと展望を与えるものです。
本展は作家と企画者の共同作業として、“sandbox”と名付けられた高橋の出発点を紐解く批評的実践も、
会期の前後を跨ぎながらwebで公開していきます。
“複雑なもの”を引き受けるための本展の試みを、この機会にぜひご高覧下さい。
会期:2014年7月19日(土)- 8月17日(日)11:00 – 19:00 土日祝のみオープン 入場無料
会場:float
企画:図師雅人
関連イベント
ギャラリートーク&オープニング
7月19日(土) 18:00-
※オープニングは別会場となります。>>会場:あをば荘
トークイベント
8月2日(土)18:00-19:00
ゲスト:川村元紀
関連企画 “Sandbox”
展示作家・高橋大地と展示企画・図師雅人によるアーカイブ企画
高橋大地 Daichi Takahashi
1991年山形県生まれ。
2014年、筑波大学芸術専門学群総合造形領域卒業。現在、同大学博士前期課程在籍。
人工的・都市的な空間や営為に対してもつ愛憎を出発点に、立体・インスタレーション作品を制作している。
主な個展
2013 「空の呼びかけ|empty calling」/筑波大学アートギャラリーT+(茨城)
主なグループ展
2014 平成25年度 筑波大学芸術専門学群卒業制作展/つくば美術館(茨城)
2012 「本日日本」/SAKuRA GALLERY(東京)
他に、2013年3331千代田芸術祭2013展示部門「3331アンデパンダン」出品(Arts Chiyoda 3331/東京)、筑波大学総合造形領域主催、パフォーマンス2013「しゃべらないインコ」出演(筑波大学開学記念館/茨城県つくば市) に参加。
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