中間領域を目指す。
言葉や、イメージ、物体の
彼方から抱えこんできたイデオロギーは、
剥離し、漂白される。
故にそこでは宙吊りの生のみが許され、怠惰で、緩慢、尚も反復を繰り返す。
不条理と無意味の光景は強度を増すが、
だが、しかし、
想像力という運動こそが、この場を開示するのだ。
あらゆるものが等価であるために、
あらゆるものが代替可能となり、
新しい言語としての「何か」ではないものが創造される。
(2011.11)